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【情報共有】睡眠薬強盗に関する注意喚起【在ムンバイ日本国総領事館】

在ムンバイ日本国総領事館より、総領事館管内の在留邦人の皆様向けに以下の注意喚起が発出されましたので、お知らせします。

送信元:在インド日本国大使館
送信日:2014年12月12日

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在留邦人各位
                              在ムンバイ日本国総領事館
                                 2014年12月11日

 年末年始が近づき、移動の機会も多いと思われますが、以下の事件が当館管轄内で発生しましたので概略を皆様と情報共有し、被害に遭わないようにご注意願います。

 件名:睡眠薬強盗(夜行長距離バスの中)

 本年12月上旬、アジアを旅行中の邦人男性(20歳)が、ムンバイからアーメダバードへ移動する夜行長距離バスを利用しました。本男性は、ムンバイ市内で知り合ったインド人男性から、自分もアーメダバードに行くので一緒に行こうと声をかけられ、夜行バス内での夕食用食事を、このインド人男性に購入してもらいました。食事のあと意識を失い、アーメダバードで朦朧としているところを、現地人に発見され保護されました。その際、インド人男性の姿はなく、邦人男性の荷物は、旅券、銀行ATMカード、小額の現地通貨を残し、全てなくなっていました。
 邦人男性は、睡眠薬の影響で茫然自失としていましたが、英語のわかる現地人男性に声をかけられ、警察署、そして政府系病院へと移動し、二晩の入院となりました。
 本件の被害に遭った邦人男性は、体力の回復を待って、日本に至急帰国したいという被害者およびその家族の意向により、無事帰国となりました。
今回の事件は、睡眠薬で朦朧としていて放置された場所に親切な現地人がいたため、身体の危害に遭うことなく無事帰国することができましたが、外国を旅行中に親切に声をかけてくる人の中には、悪意を持って近づく者もいるので十分な注意が必要であることを改めて示した事件といえます。
睡眠薬強盗については、ムンバイとアウランガバード間、ムンバイとゴア間、ムンバイと北インド観光都市間の間などの夜行列車、夜行バスでも発生したことがあります。自分の飲食物は自分で確保するようにし、このような事件の被害に遭わないよう、注意しましょう。

在ムンバイ日本国総領事館
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